宮城で配管工事をする前に|劣化のサインを見極めよう
表面の腐食
配管工事を施行する前には、工事の対象となる配管がどれくらいのレベルで劣化しているのかを正しく見極める必要があります。劣化の具合を確かめるときに見るべきポイントの1つ目が表面の腐食です。配管の腐食は劣化の大きな要因の一つで、以下の3種類に分類されます。まず、全面腐食は配管の表面全体が均一にさびたり減肉するタイプの腐食です。局部腐食は、配管の一部が集中して腐食するタイプの腐食です。最後の損傷を伴う局部腐食というのは腐食が進み、配管が割れてしまっている状態のことを言います。
変形・割れ
配管の劣化は腐食だけではありません。配管の劣化度合いを判断するためのポイントの2つ目は、変形や割れの有無の確認です。建物の地下や壁の裏側などに設置された配管が曲がっていたり、割れていたりしないかをチェックします。特に溶接部分に多く見られます。塩ビ管というタイプの配管は、物理的な損傷が発生しやすいため、配管自体の変形や割れが起きていないか十分に確認する必要があります。また先に述べた腐食が、変形や割れの原因となっていることもあります。
漏水や詰まりの発生
配管の劣化がどれくらいなのかチェックするうえで、漏水や詰まりの発生の有無も欠かせません。外側から見て漏水や詰まりがないか確認するのはもちろんですが、直接確認することができない内部の様子を見ることでより詳しく詰まり状況を確認します。そのための調査が内視鏡調査と呼ばれるものです。内視鏡を配管内部に挿入し、ビデオカメラで詰まりの樹脂塗装の具合を確認します。このとき管内部の腐食の様子も合わせて調査します。